
昨日は地元の被り物小劇団「ギンギラ太陽'S」のお芝居を観てきました。題して「洋食王オムレット」。
地元福岡の外食産業の勢力図をベースに「企業を擬人化」して、漫画的に描写するスタイルです。
私はこのお芝居を7、8年近く前だったかな、ハッキリしないけど、前にも見たのですが、今回、劇団員が大幅に変わってしまって、内容的にどうなるんだろうと思っていました。
地方の小劇団で10年続くというのは、結構大変なことなのですが、流石に10年もやっていると「卒業」していく団員達が多く、前の劇団員は今回の公演に参加していませんでした。
いやあ、長く続けるってのは難しいんだなあ。
でも、新規仕切り直しという感じで、客演の人たち中心で、観客が楽しめる内容になっていました。
ちょっと男優達がまだ若い人がほとんどで、明らかに緊張で声が出ていない印象はありましたが、私が見たのは初日でしたので後々よくなっていくことでしょう。
で、お馴染みの団員がいないのは寂しくもあるのですが、舞台の上に最近気になっている女優が出ていて、彼女を見ているともうそれだけで楽しかったです。
その存在感のパワフルなことと、コロコロっとしてて妙に動きが面白くて、つい彼女に目がいくのです。
何かと話題のビル「ゲイツ」役をやった時から、この人なんか面白いと思っていて、何というか、色物的な役をとても楽しげにやってしまうところがいいのです。
この劇団の次回公演は1月の5日、6日ですが、私は彼女が出るというので今からちょっと楽しみにしています。
それと。話題の漫画作品をコミックスで読みました。伊藤悠氏の「シュトヘル」。
面白い! 読み出したら止まらなくて6巻を一気に読んでしまいました。
現代の男の子の精神を宿す
女狂戦士「シュトヘル(悪霊という意味)」がユニーク。
彼女と行動を共にするのが、西夏文字を守ろうとする、文字の運び手の少年ユルール。迫力のある絵と読み手を引き込む展開ですが、この「文字を守る」というのがお話の軸となっています。文字の力、それを知る意味は、狂戦士の心にも変化をもたらします。
読みながらシュトヘルの顔を見ていたら、なんだか永井豪作品を思い浮かべてしまいました。絵の世界としては、全く違うんですけどね。何かがつながっているような気がするんです。
伊藤氏が女性作家と知って、意外だと思った面と納得する面と、両方感じました。
あ〜、早く続きが読みたいなあ。