Twitterなどをやるとブログへの書き込みが激減するとの話があります。その通りだと思います。かなり日記の更新が開くようになってしまいました。
今は特にコンフェデレーションズカップなどを観戦中なので余計にPCの前にゆっくり座って何か書くということがありませんので、ご無沙汰してしまうのですが、隙間を縫うようにして、絵を描いたりはしています。
そんな作業のBGMによく昔聴いたCDをDドライブにセットして聴いたりしますが、ネットの音楽も流したりします。
その内に普段よく見ているニコニコ動画でクラッシックの演奏動画を観るようになりました。
ニコニコ動画、つまりニコ動には実はプロの音楽家達も沢山動画をアップしていて、かなりスゴイ演奏などが聴けたりします。
演奏家もコメントで感想がすぐに伝わってくるのは大いに楽しみなのではないでしょうか。私は絵を描くので音楽と分野は違いますが、ダンスでも、それから料理動画でも同じだと思います。パフォーマンスの反響がすぐ得られるのはライブ感に準ずる手応えを感じます。
「耳が幸せ」という感想を目にしたら、私が演奏家ならやっぱり幸福感に包まれるように思うんです。
そしてこのニコ動の最大の特徴、動画の画面上を視聴者のコメントが流れる機能は、大体は素直な感想や、囃し立てたり、うがった見方の意見を言ったり、質問したりとか好き勝手な反応を書いているのですが、意外にもクラッシックの演奏動画はこのコメント機能と相性がいいと思えるのです。
例えば再生中に「ここからの展開、好き」とか具体的なパートにダイレクトに感想が入ったり、ピアノ曲などで「ここ、わたし手がつるのよ」と演奏者側から観た感想が入ったり、興味深く楽しいのです。
通常クラッシックの演奏会で隣の人と喋りながら聴くことはしません。でも、実はこんなふうに皆と感想を分かち合いたいという感覚はあるんだろうなと思いました。
誰かと映画を観た後に、どこかでお茶しながら感想を話し合う楽しみと似た部分でしょうか。(一人で鑑賞も多いのですが、その時もコーヒーで休憩しながら映画の印象を反芻したりしますしね)
クラッシック音楽はBGMにもってこいだと思いますが、ニコ動で視聴する際には画面を見てしまうのです。
で、分かりやすい一つの例として、この動画をご紹介します。
これはラヴェルのボレロのネタ動画で通称「ボロロ」こと、このボレロを聴くと、明日また頑張ろうという気になります。
この動画の素性は分からないんですが、所々ちゃんと上手い人が演奏してるので、多分ネタか企画物のどうがではないかと想像するのですが。
ニコ動で付けられたタグの意味を納得しながら聞くのがベストです。「4:23鳩の行進」ぽっぽぽぽぽ、ぽっぽ。ぽぽぽぽぽ。
『死ぬほどヘタクソなボレロ(作曲:モーリス=ラヴェル)』
http://www.nicovideo.jp/watch/sm551121ニコニコ動画のアカウントがない方は、以下のURLのニコニコビューアで視聴できます。
http://nicoviewer.net/sm551121ニコ動には検索用キーワードの「タグ」を視聴者が付けるシステムがあるんですが、秀逸な「タグ」を付ける人が沢山いますね。毎回感心しちゃう。タグのせいで面白さが倍増したいい例です。
このボロロを観た後に、ベルリンフィルなどの、ちゃんとしたボレロを聴くと更に「本物だ」とウットリ曲に酔いしれることが出来ます。
ベルリンフィルの演奏動画でもコメントで一人一人の楽器演奏者の名前とかを詳しい人のコメントで紹介されてました。ああそうか、それぞれがCDも出している有名演奏家だとコメントであらためて気づかされました。
画像はありもの。ニコ動の話題なのでミクを持ってきました。イラスト/漫画製作ソフトのCLIP STUDIO PAINT EXで試し描きしたものです。
このソフトは開発終了したデジタル漫画製作ソフトComicStudio(通称コミスタ)の後継ソフトなのですが、実際の話、現時点で漫画製作機能はまだまだ充実していません。
ベクター周りの機能やレンダリングなど、早く実装して欲しい機能が沢山あるのですが、イラストを描く機能は今の段階で充分に機能すると思います。
人気のお絵かきソフトSAIのスタッフが開発に協力しているだけあって、描画線は従来のコミスタよりいいと思えます。
重いのと、漫画製作機能の充実はまだ時間が必要ですが、慣れるためにこれでお絵かきをしていきたいと思っています。
でも正直、AzPainter2があればwebに載せる絵は大体間に合うんだけど。