設置した短信用の雑記コーナーを使おうとしたら、思ったより長くなったので、こちらの日記で書きます。

テストマッチ、韓国とドロー。でも今の時点でこれは悪い結果とは思えない。何しろ韓国、強かったし。
こういうものじゃないかなと思う。いいところもあったし、反省点もあった。それで今、調子に乗りすぎたり応援する側も過剰な期待が膨らみすぎない点でも、私はこの結果でまずまずいいのではと思う。
「この先が不安だ」なんて、良いにしても悪いにしても、マスコミはすぐ騒いでメディアユーザー側を興味を引きたがって煽るんだけど、そういうのも彼らの仕事とはいえ正直、鬱陶しいわな。←実際、まだ始まったばかりでいちいちどうのこうの言えないもんじゃないの？
先がどうなるかに不安はつきもの。何でもそう。準備を整えていくしかないもの。

おっ、観客席に懐かしいホン・ミョンボが。
パク・チソン観たかったな。彼は日本を離れて久しい今も日本語を綺麗に話すんだよね。松井大輔と仲がいいそうな。
駒野の怪我が軽いといいけど。
前田遼一フル出場だった。彼が悪いということではなく、テストマッチだから途中で森本を使うかと思ったけどな。

随所に面白い点とか見られたし、勝てて自信に繋がったでしょうし、いい滑り出しになって良かった。
私はブラジルのレオナルドがゲストで水沼貴史が解説担当というので、中継を副音声で聞いてました。昔から水沼氏の話、聞きやすいんだもの。
ちょっとよそ行きモードで本音と社交辞令と判別しにくいコメントもあったけど、レオの話も楽しかったな。

いやあ、ホームだしひょっとしたらとは少しは思ったけど、必ず勝てるとは正直思っていませんでした。だってアルゼンチンも親善試合モードというより顔ぶれを見たらA代表の中心選手が来てたから、相手の調子次第なところもあるけど簡単には勝てないと思ったんです。
本当、よくやったわ。アルゼンチン得意のパス回しに中盤でも対応が早かったし。

日本は闘莉王、中澤、松井と、やたら頼りになる面々が怪我で出られなくてスタンド観戦のようでしたが、せっかく来たアルゼンチンとやりたいだろうなあと思っていました。
でも今の日本代表は誰が出ても頼りになる感じです。
長友、凄い運動量。よく動いて、彼の動きを追っているだけで楽しいです。長友と長谷部はユニフォームが「泳いで来たの？」ってくらい汗でビッショリ濡れてましたね。
内田篤人も調子が徐々に上がってきているみたい。
岡崎のポジショニングは流石に彼らしく、いいところに詰めていました。

で、後半やっぱり出てきた前田遼一。交替でインする際に出た前田コールで、他にも彼を見たかった人は多いんだなと思いました。得点にはからめなくても積極的にゴール前に出ていく持ち味は出ていました。彼の試合中の目つきは昔のミスターレッズ福田正博の試合中の表情と似てるんだよなあ。
親善試合では交替を正規の３人から６人にまで広げているので彼を含め、選んだ選手を沢山試して欲しいです。
いや、強いところとやるのはホントいいわ！　うん。

アルゼンチンは、こういうアジアで連戦する形でコンディションとしてはいいとは言えないだろうし、数年前よりは守備が怖くなくなってる印象があるし、メッシは随所に凄いプレーはあったけど、いわゆるキレキレの状態からは遠い、怪我あけという感じがしました。
それでも出場時間も長かったし、見られて嬉しいですよ。
アルゼンチンも、マラドーナで上手くいかなかったチームを立て直さないといけないので、テストマッチでもこんないいメンバーで遠くまで遠征に来てるんだろうなあ。
そう、アルゼンチンはアルゼンチンですよ。勝つのが相当難しいアルゼンチンなんですよ！
メッシもテベスもカンビアッソやミリート、ちゃんと居ましたよ。カンビちゃんとミリート兄は怪我しちゃったけど。
川島も含め、負傷した選手が軽い怪我ですみますように。
イグアインはあんまりよくなかったな。37歳にはなってるけど今も通用しまくってるサネッティが怪我しないで来日してたら、アルゼンチンの守備がもっと怖かったかもしれない。
テベスは最初ユースの大会で見たときはそう思わなかったんだけど、イングランド行ったらプレーが顔に似合わず（失礼）洗練されたという印象があります。緩急使い分けて相手の守備陣は油断ならないし、ギアが突然入るって怖いなあと思います。顔も怖いけど。

期待が大きく膨らんでいる今の日本代表は、それなりにプレッシャーも負うから大変だろうなと思うんですが、選手も試合を楽しむ姿も見られて、格上のアルゼンチン相手じゃ、開き直って楽しんだ方が勝ちとか選手も考えてないだろうかって思えました。何よりこっちも見てて楽しい試合だったんで嬉しかったな。