アジアカップ、激戦の連続の結果、優勝しました。日本代表、おめでとう。ありがとう。
もう心臓に悪い試合展開が続いて、怖々指の間からチラチラっと観たくなるような気持ちでした。
大事なのはこのチームがこれからのチームであるということ。今後も成長する期待が持てるチームでの優勝だから素晴らしいです。

決勝を観ていて、チャンスはオーストラリアの方に沢山あって、これで延長になったら日本は前の試合も延長が続いていたので体力的にヤバいかも…なんて心配しながら観ていました。延長に入ると呪文のように決めろ決めろと唱えながら観ていました。いくら川島が好調でももうPK戦はいいです。また血圧上がる。オシムだってPK戦は身体に悪いので観ない人でしたし。

戦法的にはオーストラリアは20年くらい前のイングランドみたいなロングボール多用のシンプルなサッカーで新しいことはやってないんですけど、ガタイはいいし、それで当たりは強いし。でもこのオーストラリアのサッカー自体には日本は負けないんだけどな、とも思っていました。
よく入れましたよ李忠成。彼がそのままゴール前に詰めていくだろうと相手のDFが読んでゴールに寄ったら、その場に留まった李のマークが外れて彼の周囲にポッカリスペースが空いた時には思わず「どフリー！」と叫んでしまいました。夜中に何度もすみません、ご近所の皆様。
次の瞬間李はボレーを打ち込んでいました。私はまたフギャーと言いながら柏手のような拍手を送っていました。騒がしくて申し訳ありません、ご近所の皆様。

長友すごいな。内田、ワールドカップ後にとてもよくなったな。川島、ゴール前で１対１で、相手が冷静になればかわされて打たれたかもしれなくて危なかったあの決定的場面でも、余裕を与えないような気迫でボールを取りにいったんだな。長友にはビッグクラブからのオファーがあるような話を聞いて、これが実現したら楽しいだろうなと思います。相当値段が上がってるみたいで、移籍金とかどうなるんだろうなあ。（で、長友には松井命名の「勝手な松井専用の渾名」があるそうで。本田の事をゴリラ、長友をプチゴリラと可愛く密かに呼んでいるそうです。流石おフランス語が堪能な松井…？　^∀^ゞ　）
松井、香川を始め、負傷した選手達も早く治りますように。

実は私個人は内心、今大会は準備もまだ整ってはいないし、若い子達が多いので優勝しなくても悪くはないと思っていました。優勝すれば今後の勢いは違うし選手の自信にはなるし、いいのですが、そんなに結果を焦ることはないとも思っていたのです。
優勝すればコンフェデ杯にも出られるしワールドカップ予選の早期段階の試合は免除されて体力的な消耗を避けられつつ戦えます。それはとてもいいのですが、定期的にタイトルのかかった重要な試合をしていきながら成長するのもチームのムードも上がっていくし、アリかな〜とも思っていたんですよね。
それでもし優勝できなくても問題とは思ってなかったのですが、いや、今のチームはチーム内での出場、レギュラーを争う状況ですから選手達にとって甘くないのですね。それで勢いを保持して勝ったのですからこれは大したもんだと思います。
一番凄いなって思ったのは、日本代表が最後まで諦めない意識を持ち続けるチームになったことです。嬉しいなあ。

次の楽しみはちょっと先だけどコンフェデレーションカップです。各大陸の優勝チームが集まってワールドカップの１年前に闘うプレ大会です。思い切り強いところが集う大会ですから日本代表がどう闘うか観たいですよね。

アジアカップ、凄い試合が続いて、せっかく下がった血圧も上がってるんじゃないだろうか。でも本当によく勝ったわ、日本代表。
モエちゃん、ナイスなカバー！（ハジメと読むけどモエちゃんと呼んでいいって「やべっち」で言ってたもん）
エリック・カントナが出てる映画「エリックを探して」も観てきました。詳しい感想は後ほど。秀作で楽しかった。