
私は家事の中で最も「やらない、やれない」のが裁縫系です。
ハンドクラフトというか手芸は好きなんですが、運針とか無茶苦茶で。人形のカツラとかは絹糸や羊毛で作れるんですけど、全部手縫い系で独自の作り方でやってます。だから自分の洋服とかお直ししたりとか、できないんです。中学の家庭科でデニムのスカート作ったっきり。
で、家にものすごく調子の悪いミシンがありまして、これがボタンホールもかがれないくらい色々壊れてて捨ててもいいようなものなのです。実際、粗大ゴミに出せるよう、引き取りシールが貼ってあったりするんですが。(うちの自治体のルールで、粗大ゴミの処理はかなり面倒な手続きが必要です。たまに軽トラで回ってくる不要品回収の業者さんを利用するのは、そういうわけですね)
こんなミシンですが直線縫いくらいは出来るので、私が酷い扱い方をして壊しても全然気にしないでいいんだと思い直し、部屋着用のスカートでも縫うかと思い立ち、ボロミシンで練習することにしました。
手始めの練習課題はテーブルクロスです。家にあった布地の端の処理だけ。端を二度折り返してミシンをかけてまつるだけ。たったそれだけなのに。しつけ糸をかけミシンをかけてみると、面白いように縫い目が蛇行しています。泥酔状態の如く見事な千鳥足の縫い目。こらぁ、いけません。もっと練習しないと駄目だな。
スカートとかの前に、エプロンとか、もう少しレベルを下げたところに、とりあえずの目標を置いて、まずはミシンに慣れようと思います。
というか、服買った方が早いのは分かっているんだけど。
ちなみに作ったテーブルクロスは普段使いで今、座卓にかけてあります。出来上がりは酷いけど、布は布だ。
ミシン、私が上手く扱えるようになったら買い換えようと思うんですが、気が付けば家の中は壊れた家電だらけです。ゆっくり電器店に見に行く時間がないので、そのままってものも多いです。
話は変わりますが、松本人志と紳助がTVでやってた企画で「最高級に美味しいお米と、年月をかけて丁寧に作った醸造醤油と、産み立ての卵で作る、卵かけご飯」を食べてみたくて、家でもやってみました。
いつも三重県の農家のお米を宅配便で届けてもらうのですが、一日で精米したての新米が届きます。そこは放し飼いの鶏の卵も扱っているので一緒に送ってもらいまして、醤油は長年愛用している広島の蔵元のかけ醤油をデパートで買いました。
届いたばかりの米をといで、炊きたてを母と二人で卵かけご飯にして食べてみると……。美味しいです! 米と卵と醤油だけなのに、ちょっとびっくりするくらい美味しかったです。白米自体が甘みがあって美味しいんですが(庶民的な食べ物というイメージの)卵かけご飯にしても上品な味なんです。
素材がよければ食べ物ってシンプルに作っていいんですねえ。