
母が昔ティファールのクレープパンを買ってくれたので、よく作ります。それまでは普通にフライパンで作ってましたので、薄焼き卵が作れるようなら全く問題ありません。(クレープパンは、私がよく作るから母がデパートで目を留めて買ったというものですが、やっぱ、これ使うと火の当たりが均一で、うまく焼けるんですよ)
レシピは色々あります。本格的なモノも。そちらを作りたい場合はネット検索すれば、丁寧に解説しているサイトさんは山ほどあります。
でもここで紹介するのは毎日朝ご飯代わりに作るようなものなんで、簡単な、子供でも作れるのでいきましょう。実際、教育TVの「味楽る!ミミカ」の花束クレープのレシピでいってみましょう。覚えやすいから。
(夕方の「味楽るミミカ」というアニメを時々見ています。これ、私が第一シリーズから観てる「ひとりでできるもん」シリーズの番組なんですよ。低予算デジタルアニメですが妙に突き抜けた感じもする、変な番組。
実際子供がお料理をするのは金曜日だけです。でも金曜日の出演者ナナちゃんは、かなり微妙な料理を作らされて、試食の時苦労していたりして、時々同情しています)
材料:4枚〜6枚くらい(厚さ、大きさで違います)
卵:1個
砂糖:15g程度、お好みで
薄力粉:50g
バター:5〜10g(適当)
牛乳:100cc
1.秤にボールを置いて砂糖を計りながら入れ、卵を入れ、混ぜ合わせます。
2.まだ秤の上のボールに、薄力粉も目盛りを見ながら計って入れます。簡単です。
3.この段階で秤からボールを降ろして中味をガーと混ぜます。
普通の調理用の箸でOK。練ってOK。ダマできません。というかクレープ種はある程度練った方がいいとされています。
4.ミミカでは最後に混ぜますが、私のやり方では、この後でバターを大きめの匙とかお玉に入れ、火にかざして溶かしたものを、種に加え、混ぜます。理由は混ざりやすいから。早いから。
バターが種に入ってると味もいいんですが、慣れたフライパンなら焼くときに油を引かないでいいので簡単です。
5.牛乳を少しずつ加え、種をのばします。牛乳が入ったら種できました。入れたい人はここでバニラオイルとかの香料を入れてもいいです。
6.片手でフライパンを傾けながらお玉で流した種を丸く薄くのばし、やや弱めの中火で薄く焼き色が綺麗につくまで焼きます。裏返したら10秒も焼けばOK。
これだけです。この生地は殆ど寝かしません。寝かした方が生地のノビが良くなり作りやすいとか、粉っぽさが消えるそうですが、朝食べるのにそんな悠長なことはしてられません。そこまでノビがなくても薄焼き卵が焼ける人には無問題だし、粉っぽさは火加減で消せるし。
1時間寝かせろとか言ってますが、どっちかって言うと、それ、やめた方がいいです。種を寝かすなら10分でいい。うっかり寝かしすぎるとねっとり糊状な感じが出て、クレープの食感が落ちるんです。少なくとも私はそう思います。
牛乳の量がこのレシピより2割以上多めの時は、30分も寝かすとねっちょりした感触になります。
それが薄焼き卵で言うと、破れにくく焼きやすいわけですが、巻くクレープと煮込むクレープの作り方は違うんで。クレープシュゼットでオレンジソースで煮込むなら破れにくいこの生地がいいですけど、普通に中味を入れて巻いて食べる方法なら、生地を変えた方が美味しいです。
寝かさず作って、生地の粉っぽさが気になる時は火加減で調整できます。あまり慌てて焼かないで、中火より少し弱めの火にしてじっくり火を通せば粉っけは消えます。
クレープの中味は煮た林檎でもチョコバナナ+クリームでもフルーツでもハムチーズエッグでもソーセージでも。
このレシピより種の水分量が多いクレープは、割と扱いが難しいのですが、むしろ寝かさず、パンに薄く薄く流してじっくり弱火で焼くと、パリパリしたゴーフレットみたいに焼き上がります。これはこれで具なしでも美味しいので、お煎餅のようにバリバリ囓ります。
自分で作るようになってから、殆どお店でクレープを買わなくなったんですが、お店のって何か高すぎるような気も。