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かわみなみ の日々の雑感群
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  台風一過 2006年09月21日(木) none
やっと台風が行ってくれたかと思ったら、また新しいのが。年々勢力が強くなっていく傾向にアリとかで、うんざりです。

凄い台風でした。台風の間はずっと畳の上であろうとスリッパを履き、部屋を移動する時は外歩き用の靴を持ち歩いていますが、正直、最大瞬間風速49メートルの時は、手が震えていました。
今まで鹿児島県で家が潰れる級のキツイ台風を何度か経験していますが、これはヤバイと思ったのです。雨戸の中のサッシガラスが大きくたわんだ時のことです。
この風の中、ガラスが吹っ飛んで家の中に豪雨と暴風が吹き込んでも、じっとしていようと覚悟を決めました。この風の中は歩いて公民館に避難できる状況じゃないです。下手に動けないので、家の中のマシなところに居ようと思いました。家の中も人もビショビショになろうが、死ぬよりマシです。
幸い、築30年超の我が家は何とか持ちこたえ、自宅で台風をやり過ごすことが出来ました。でも心底、怖かったです。

台風の最中に屋根やベランダに上がって雨漏り修理とか絶対にしてはいけません。間違いなく負傷しますし、このケースで亡くなる方がとても多いのです。
台風で一番怖いのは突風です。そして風の勢いが弱まってからも必ず吹くものです。

私も母も、何とか無事でした。でも翌朝、自宅の門に大きな桜の木(枝じゃないです。幹です)が折れて突き刺さっているのを見た時は、さすがに嫌な気分でした。
何とかこれらを片づけ、見回して見ると何本も街路樹が折れて倒れていたり、大型スーパーの看板やら、店舗の外壁やらが剥がれ落ち、近所も色々被害が出ています。被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。

それからこれから接近してくる台風が、どこの地域であろうと、それますように。

  セッちゃん 2006年09月11日(月)23:25 none
setchan.jpg 145×230 9K バス停に小型のバスが止まると、すぐ前の家の庭に、一匹の犬が犬小屋から飛び出して来ます。嬉しそうに忙しく尻尾を振って、塀の格子の前を行ったり来たりしています。
こうして毎回、降りて来る人を出迎えるのです。でも乗客の誰も、この犬が吠えた声を聞いたことがありません。

私はよく、地域の福祉サービスの一環である無料巡回バスに乗ります。車も免許も持ってないので、役所に行ったり買い物にと、このサービスをよく利用しています。そのバス停のひとつの、前の家に、この犬がいるのです。
無料巡回バスの乗客は8割がお年寄りです。1日に2往復、自治体の施設に行って2時間後に帰りのバスが出るというシステムなので、実にのんびりしたものです。だから時間のあるお客しか乗りません。
若くフットワークのいい地域住民は、勿論自分の車で移動します。私はたまたま利用できる時間に、うまくこのバスが動いているというだけなのです(朝夕のラッシュ時は運行しません)。

私もそうですが、乗客のほとんどが、この犬が出てくると喜んで手を振ります。運転手さんも笑顔で見てます。
飼い主さんはいつもお留守のようで、本当の名前はわからないのですが、いつしか「セッちゃん」という名前で呼ばれるようになっていました。見た目イングリッシュセッターのようなので、セッちゃんという事になったようで。
知らない人にもこんなに愛嬌がよくて、お留守の家を守れるかはどうなのかわからないのですが、セッちゃんは今日も元気に尻尾で挨拶しています。

私も地方税を払う身なので遠慮なくこのバスを利用しています。で、気が付いたのですが、中には用がないのにただ乗っているお年寄りも多いのです。無料なので利用しやすく、ドライブがてらバスの中で誰かと話せるのがいいらしいです。
毎度騒々しいまでのお喋りが飛び交う小さなバスですが、私もその雰囲気にすぐ慣れました。大抵は黙って話を横から聞いているか、相づち程度を返すくらいですが。
たまに話を振られても、○○病院はいい、とか、健康や地域の話題とTVの話題で普通に話がもちます。「チャングムはいつも捕まってますよねえ」とか。(私は韓流ドラマはこれしか観たことがないのですが、オジサン達も観てるようで話題として大丈夫みたいです)

父母が老いてからは特にそう思うようになりましたが、もし、家にいても会話が少ないなら、こんなバスに乗って、お年寄り向けの福祉施設とかに行って、誰かとお喋りでもして時間を過ごした方がいいと思うのです。
多分誰とも話さないでいると、私の父のようにケアハウスやグループハウスに居ても認知症が早く進んだりします(まあ、父の場合、非常に利己的で、認知症が酷くなる前から無意味な怒鳴り癖もあって色々と問題も多く、いつも孤立したのは父自身に原因があるんですが)。
それくらいなら、家に引きこもるより、出来るなら外に出てコミュニケーションしていた方がいいと思います。
お喋りOKの、かしましいバスに乗って、他愛のない話題でも誰かと話したり、セッちゃんみたいな犬っぷりのいいワンコに挨拶して、気分転換をはかるのは、なかなかいいもんだと思います。

  それはそうだろうな 2006年09月01日(金)23:44 none
animenuri.png 100×100 6K 福岡市が国内候補決定としての五輪誘致に失敗しました。私は反対派だったので納得しています。
元々市民の約7割以上が反対だという説があったのです。それを、市民の意見をはかることなく、最初から行政が五輪開催で突っ走っていただけなのですから。

市民に五輪誘致の是非を問えば反対意見が大多数で、最初から勝手に五輪誘致運動を進めてしまう。何だそりゃ、です。
赤字解消に行政の努力は投げてしまって、苦し紛れの五輪特需頼み。市民以外にも、国民の税金使えるし、ってな下心が見え見えです。非常に白々しいのです。

その態度に市民は「ざまは無いわな」としか思えず、怒るよりまず呆れます。実際、この結果を市民は「無理が通らず、道理が引っ込まなかっただけ」という感じで、冷ややかな態度で見ています。そもそも誘致運動で市民が盛り上がっていると見せかける事すら、大失敗しているし。

一人頭7〜8万と甘く見積もっても言われる個人負担を求められそうな計画で、それを押してまで五輪開催しようなんて言ってるのは、やはり自分で税金を払っていない立場の学生に多かったようです。五輪開催の社会的意義を考えて賛成した人もいたのでしょうが、イベント歓迎、お祭りがしたかった人も多かったんだろうな。ここまで赤字でなければ、私もやたらと反対はしたくないですが。
あと、公共事業でお金が入る一部の建設関係者を始め、商業・事業方面の人々とかが熱くなってたみたいです。

大体酷い赤字なのに、大会後収益が見込めそうもない施設を新たに建設して、益々財政を圧迫してどうするよ、って話なのです。
その赤字を五輪絡みの公共事業でなんとかしようなんて、五輪開催の計画性や都市機能が云々って事ではなく、他力本願で赤字解消なんて阿呆な夢を見る行政の姿勢からしておかしいのでした。
大阪が五輪誘致に失敗した結果、赤字が増えた事態と、同じ事をやろうとしてるんだと分からないんだろうか。そんな周りが見えない、見ようとしないとこが開催して成功するだの何だの言えるかって。

市の公園に植えるとかで、癒着している業者からケヤキの木をとんでもない高額で大量に買ったり、いい加減なことを散々許してきた市の尻拭いを、この機会にやろうと目論んだだけの五輪誘致運動とやらでした。こんな怠慢な姿勢を正さないままでは何やっても失敗するのは目に見えていますが。
さて、イベントに頼れなくなって、いよいよ無駄遣いできなくなってきたところで、本腰入れて財政面他の行政改革を望みます。

でね、何か、東京都も国外の五輪誘致したい都市と争って敗れたりしない? という気も…。

絵は特に関係のない、らくがき。300px四方で鉛筆ツールで描いてから、50%に縮めたドット絵。web用の絵ならフリーのペイントツールでも充分色々できるなあ。

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