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かわみなみ の日々の雑感群
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  一言雑記より:2011年11月30日22:19 2011年11月30日(水) 雑記感想
今、スティーブ・ジョブズの特集雑誌を読んでいる。面白い。
その雑誌を買った理由は、私の兄のインタビューをベースにした記事が載っているからだけど。
兄の仕事はマーケティングで、たま〜に新聞や経済雑誌や経済のTVニュース番組にコメントや短いインタビューが載ったり出たりする。周囲にいちいち何々に出たとか載ったとか言わないから、今回はたまたま知った義姉から私にメールが来て、ジョブズ追悼特集の雑誌のことを知り、母に見せようと買った。
今は違う会社に移ったけど、兄は以前日本のアップル社に在籍した「MAC売りのおじさん」だった。毎月のように出張で渡米して会議に出ていた。
兄が社員だった頃に、私は一度もジョブズってどんな人?と訊いたことがない。訊いたところで、兄は語らなかっただろう。ジョブズを語ることは会社のことを語ることで、そういうことを社外の者に話す社員はそうそういないはずだ。兄が、日本のiMacのCMの仕事に深く関わっていたこともオンエアの後に知ったほどだ。(カラフルな数色のiMacが画面に次々に流れてきてお花のように並ぶやつね)
そんなわけで、自分にとっては時代のカリスマという姿とは別に、兄が前に勤めていた会社のエラい人、というイメージもかなり強いジョブズだ。今、書籍で初めて知ることばかりの人だ。

  一言雑記より:2011年11月16日23:23 2011年11月16日(水) 雑記感想食物
寒くなってくるとスープが美味しい。
肉が嫌いな私はチキンも食べないけど、ケンタのトマトクリームのポットパイは美味だなあと思う。好物のオニオングラタンスープも美味しかったし。ケンタは私の場合サイドメニューが食べたくて立ち寄る。
ロイホも1シーズンに1度はただ一品オニオングラタンスープ目当てに入る。
輸入食材の店でキャンベルスープのオニオンスープの缶詰も買っておこうかな。クラムチャウダーやコーンポタージュ、ミネストローネはスーパーでよく見るんだけど、オニオンだけ輸入食材店まで行って買ってる。

  一言雑記より:11月10日14:17 2011年11月10日(木) 雑記感想趣味
休憩中や、作業中のBGMにクラシックをフリーで聴けるサイトさんをよく利用する。
クラシック名曲サウンドライブラリー」さん
http://classical-sound.seesaa.net/
作曲家で検索してリストに聴きたい曲があったらページへ移動して、再生ボタンをクリックするだけ。手軽でありがたい。
印象派の曲が好きなので、最近はドビュッシーの「喜びの島」をよく聴く。(「のだめ」がハリセン先生の指導を受けてマラドーナピアノコンクールに挑んだ二次予選の曲)
ホロヴィッツの名演が有名だけど、Amazonの販売ページでほんの冒頭しか視聴できないからなあ。この曲の好きなパートは聴けないんだよね。

  珍しい、インストゥルメンタルの応援曲 2011年11月07日(月)23:17 雑記趣味サッカー映画/(ドラマ)その他
今でもよく聴く古い曲が沢山あって、マーク・ノップラーの「Going Home」も、そのひとつです。
この曲は映画「ローカル・ヒーロー」のテーマ曲なんですが、映画作品も曲もとてもよくて、当時映画はビデオを買いましたし、音楽はサントラCDを買いました。

映画はビル・フォーサイスが監督で、「夢に生きた男」という、本編とは相当遠い印象のある日本語サブタイトルが付いていまして。まあ、ある目論見があってスコットランドにやってきたビジネスマンの話です。だからこの副題? と思いましたが、そぐわないですねえ。当時、こんなおかしな副題が日本の映画配給会社から勝手に付けられることが多かったです。
(ビル・フォーサイス作品についてはまたいっぱい語ることはあるんですが、あまりに長くなるので別の機会にします。トリビアだの薀蓄だのは、一度に語る量ってのには限度がある、ように私は思うんですよ)

映画の話の流れは、名前こそスコットランド系だけど、それはたまたま、ってことでルーツに興味の無いビジネスマンが、仕事でスコットランドのひなびた村を訪れる。けど、そこで土地買収の計画を実行しようかという内に、土地の人達の人柄や風景に癒されていく、という感じで。
主人公マッキンタイアの名前のように、マクレガーとか「マク〜」と付く名前はスコットランドやアイルランドによくある名前で、ケルト系のものなのです。

映画は地味でシンプルで静かなくせに、あちらこちらでクスっと笑える不思議な雰囲気で、全編を通して独特の詩情が漂います。
一般的に有名な俳優なんて、チョロっと出るくらいの往年の名優バート・ランカスターくらいしか出てません。これが彼の遺作となったみたい。
他にはスター・ウォーズエピソード5や6で戦闘機パイロット役(レッド隊の隊長)やってたデニス・ローソンとか。今じゃこの人、ユアン・マクレガーの実の叔父だって言った方が通りがいいかな。ペンションの野心的な主人を演じています。
で、音楽がまた素晴らしくて。いつもダイアストレーツで社会的批判を含んだ歌を送り出して来たマーク・ノップラーですが、彼のソロとしての作品の、このサントラには歌詞の付いた曲はありません。映画にとてもよく合う、美しいメロディを聴いてると安らいできます。

で、話はそれだけでは終わりません。
この「ローカルヒーローのテーマ」、「Going Home」は、英国サッカーリーグ=イングランドプレミアリーグのニューキャッスル・ユナイテッド(映画「GOAL(1)」や{シーズンチケット」などに出てくるゼブラ柄のユニのチーム)の応援歌、というか歌詞がないから曲、ですね、応援ソングになっているんです。いつの間にか。
最初聴いた時は「あっ、自分のお気に入り曲が流れてる」、そして、応援歌になってるなんて、ビックリしましたよ。
歌詞が無いのに応援ソングですよ。珍しいことです。

流行した歌が特定チームの応援歌になる例はよくあって、有名なのは、キリンビバレッジのCMで使われた曲があります。日本でも東北の震災後に日本代表や、なでしこの映像と共に流れた「You'll Never Walk Alone」という曲。
日本での通称「ユルネバ」なんですが、これも元々ミュージカルからのヒット曲で「風の中でも歩いていこう、嵐も共に歩もう、お前は一人じゃない」という歌詞が応援歌にピッタリだったわけです。
私がサッカーを見始めた頃は、特にこのチームの曲という意識ではなく、イングランドリーグ全体で試合中に選手を勇気付けるためによく歌われていたんですが、今はこれを応援歌だと公式に定めているチームが世界中に沢山あります。
有名なのは、プレミアリーグの赤いユニでお馴染みリバプール、中村俊輔が在籍していたスコットランドのセルティックとか、日本では長友が居たFC東京とか。

この素晴らしい歌詞で応援歌になるのは当然でしょうが、「Going Home」は歌詞が無いんです。
国の応援歌とも言える国歌でも、歌詞がないのは珍しいです。(スペインやサンマリノ共和国の国家には歌詞がついてませんが)
でも、あまりに名曲なので、応援ソングになっちゃった、という感じなんですよ。

海外でサッカーの試合中には、ハーフタイムに間を持たせたり観客をリラックスさせる意味で耳なじみのヒット曲、ポップスなどが流れたりします。
これは想像ですが、「ローカル・ヒーローのテーマ」も、そうやって流れた曲のひとつじゃなかったのかなと思います。
マーク・ノップラーはスコットランド生まれで、だからスコットランド色の強い「ローカル・ヒーロー」の仕事に参加したんじゃないかと思うのですが、ニューキャッスルにも住んでいたそうで、地元に縁があるミュージシャンの曲で、この曲がよくかかったのでは?と。
聴けば、いい曲なので、いつもかけるようになり定着したのではないかと思うんですよね。

ニューキャッスルのサッカーファンは、St James' Park(セントジェームズパーク=スタジアムの名前です)でこの曲が流れると「♪ラ〜ラ〜ララララララ……」とメロディを口ずさんで、曲のシメの「ドコドコドン!」という音の後に「どわぁああ〜」と興奮の声を上げます。そして試合が始まるという感じです。
丁度YouTubeに映像がありました。こんなの。▼
Newcastle United fans - local hero
http://www.youtube.com/watch?v=yacErZteGpQ

それと、こっちも同じような動画。キックオフ直前。▼
Newcastle United fans - local hero - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=GqUZ3KwH17E

応援歌の成り立ちは面白いなあと思います。
そう言えば、昔流行った「♪ドミ ニーク ニクニク」という歌、「Dominique」をご存知でしょうか?
日本では「みんなのうた」で信仰厚い娘の歌のようにアレンジされて紹介された曲なんですが、実はこれ、ドメニコ修道会の「サポーターズソング」なんですよね。実質、団体(チーム)の応援歌なんです。
曲のテーマが伝わりやすいよう、そういうアレンジになったのかなあ。
この曲についての説明も、長くなったので、いつかまた別の機会にしましょう。国家と応援歌についても一緒に語る予定です。(だって、一度に語るトリビアや薀蓄には量に限度があると思うって……)

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