母が入院している病院のすぐそばに大型商業施設があって、そこに沢山の観光客が海外からも訪れます。特にアジアの東地域の方が多いですね。
で、母への差し入れと洗濯物を引き取った帰り、バス停で、バスが来て乗ろうとした時のこと。外国人観光客の二十歳過ぎの娘さん二人が、バス待ちの高校生くらいの女子二人に何か尋ねていました。
娘さん達二人は、卵形の顔立ちで日本のお嬢さんよりお化粧が濃かったので、中国系かしらと思ったんですが、それなら漢字が読めるので違ったのかなあ。それともバスの行き先表示を見落としたのか、そこは分からないんですが。
で、訊かれた日本女子二人はたじろぎながら「わからない」と顔の前で手を振るばかり。ハカタエキと聞こえたので、一瞬迷って、ドキドキしながら私は外国の娘さん達に声をかけました。
「ど、どぅー ゆー うぉんと とぅー ごー とぅー はかたえき すてーしょん?」
「Yes.」
「そー、ぷりーず げっと おん でぃす らいん」
「Thank you.」
「う、うぇるかむ」
話をしたのはそれだけです。ですが心臓はパクパクもんでした。早い時期に教わる至極簡単な文で、くだけた言い方ですが、これ以上は無理。細かく何か訊かれても定番の受け答えしかできない。私が英語に接していた学生時代は遙か昔、前世紀のことなのよ。年号は昭和だったのよ。
幸い(?)すぐに駅に着いて、私は彼女たちより先に降りたのでそれで終わりましたが、サッカー観に海外旅行に行ってた頃は私がヒドイ英語でどんどん道を訊いたし、現地の人とも何とか話したりしてたよなあと思いました。
今では本当に喋る機会がなくなったんで、もうああいう風にはできないなと思ったり。
そして後でよく考えると、でも今って昔より英語に接する機会は実は格段に多くなったように思ったんです。
海外旅行はもう何年もしてないんですが、ネットをやってると英語のサイトはよく目にするじゃないかと思って。
GimpとかInkscapeとかフリーのソフトをダウンロードする時とか外国のサイトに行くし、一応はざっと読みますよね。ポータブル版をダウンロードしたい場合は「zipファイルはこちらにあります」というリンクを一所懸命探しますし。
何か、英語と縁が切れた、昔のことなんて言ってられないんだなと思いました。
しかし今、相手は人でなくPCですが、変わらず心臓ドキドキしながら英文のことわり書きを読んでいます。
翻訳サイトもあるけど、あれを通すと今度は推理する力と日本語の学力を必要とするんだもんなあ。「わたしは導き、した。それを検討まで待たなくては実現。ならない」とか、何言っとるんじゃ、翻訳エンジンロボくんは。
絵はTwitterの方ではもう出した話題だけど、うちのシャワートイレが誤動作をして、洗浄水が止まらなくなったのでアニメキャラ風に擬人化してみました。
結局、操作のリモコンの電池が消耗すると誤動作が出てき始めるという、やっかいな癖があるシャワー便座ちゃんの、電池替えてお願いコールでした。洗浄水流れっぱなしだと便座から立ち上がれば止まると気づいても焦るよ。実際便器も多少濡れたし。
人騒がせな機械。