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うーん、流石に熱が1度も下がると身体が楽だなあ。一番楽なのは身体の節々の痛みが取れて動きやすくなったことだな。熱が下がり始めの頃に薬を飲むと効果がハッキリ出ますね。
絵も描いてみました。熱があっても仕事してた時に比べれば楽々。
段々デコポン(柑橘類。母の友達が丁度宅配で送って下さったのです。ラッキー!)の美味しさが味わえるようになってきました。
10年程前ですが、風邪の後、2ヶ月半微熱が下がらなくて37度後半くらいがずっと続いた事がありました。驚いたのですが、それくらい熱が続くと段々からだが慣れて、日常生活の家事とか、軽い仕事をしていても大丈夫な感じがしていました。疲れやすくはあるのでしょうが、頭はそんなに重い感じもなくて普通に物語とかを考えたり。「あと、これやったら休憩とるか」的に限界も何となく分かってて、それ以上の無理はしないので、もつ、みたいな。
熱に慣れてない時みたいに少し動いたら目が回るとか、ああいう感じもなくて。でもそれがもし大変な事に繋がっていたら、と思うとヤッパリ怖いです。
風邪で今でも忘れられないのは7年程前、疲労から風邪をひいて倒れて、何も食べられず2週間寝込んだ事です。
丁度母が心筋梗塞で倒れ、一週間以上集中治療室に入っていた時のことです。それから一般病棟に移って私も付き添うため通っていたのですが、3週間ほど経った時母も快方に向かっていて、気が緩んだのか今度は私が朝起きられなくなっていました。
1日に2回、やっとの思いで身体を動かして這ってトイレに行き、お腹も空かず食べ物を受け付けないので水だけ飲んでまた布団に入るって事を1週間やってました。観たい気が全く起きなくてTVもつけず横になっていましたが、それで退屈という感覚も持ちませんでした。ただ時間だけが流れていくのです。
その間「これで次に身体が起こせなくなったら一人きりだし、死にかねないのかな」「私まで入院したら家に誰もいなくなるし救急車は呼びたくないな。いや、呼ぶならお風呂入っときたいなぁ。でも無理」てな事を、恐怖心より事実としてアリだな、と熱でハッキリしない意識でボンヤリと考えていました。(<今考えると、救急車呼んだ方が早く回復したかも)
寝込んで2週間目に入った時、冷凍しておいたご飯をお粥にして食べて、その時も何となく「食べたからもう大丈夫だろう」とぼんやり思いながら、また布団に入っていました。
何とか起きられるようになってきて、ふと鏡を見たとき「あ、このベスト、着やせして見えるじゃん」とか思ったのですが(顔はむくんでいたので鏡を見ても分からなくて)、実際、2週間で体重が10キロ減ってました。身体はずっと力も入らず、ふらふらしていました。
でも何もしないで寝てただけです。それで痩せていくので怖かったです。普通の身体の状態だったら、いくら食事の量と回数が極端に少なくても、そんなにエネルギー消耗するわけありません。衰弱するというのは恐ろしい状態なんだなと、後から思いました。(最近、アトピー治療の私塾で、2週間で体重が10キロ減って亡くなった女性のニュースがありましたが、そんなのダイエットの結果じゃない!間違いなく衰弱したんだよ!と腹立たしく思いました)
そうです。無理は無理なんです。無理しちゃ駄目なんです。
ちなみに減った体重は回復するにつれ、あっと言う間に元通り。いつもご挨拶する近所の奥さんを「まぁまぁ、どうしたの?」と一瞬驚かせただけで終わりました。つまり不自然な減量は時間と体力の無駄。しないが吉です。……ホントに自然に減ってほしいものですが。