母が病院から電話をかけてきて、検査入院すると言ってきました。いつも通う病院なのですが、いきなり2泊できる用意をして持ってきてくれと言います。で、他に何か大切なもの要る?と念を押したのに肝心の印鑑を持って来いとは言わず、結局20キロの道を2往復? と考えると何だか疲れて、また明日出直すと言って帰りました。そうなんだよなあ。母は毎度こうだからこっちが確認すべきだった。
というか、印鑑いるくらいのガッチリした検査なのに、あまり詳しい説明をしないのは、母がおそろしく説明下手のせいなのかもしれません。ミスリードの役目を大いに担う、要らない情報をたっぷり盛り込んで、こんなに沢山説明したから相手が分かってると思いこむのです。
まあ母の説明下手は前にも少し書いたし、それについてまた考えたことをここで続けると、ちょっと長くなるのでまた別に話すとして。
そんなこんなで帰ってきて一人でご飯となると、途端に私も横着になって、いきなり夕ご飯をグラタンに変更してしまいました。同じメニューが続いたって、2日程度で食べきれるなら私の許容範囲。最初にまとめて作れば、後は皿に盛って焼くだけでいいんで楽ちんです。焼けるまで野菜でも切ったり千切ったりしてればサラダが出来るし、トマトジュースとコンソメの中にソーセージや野菜の切れ端を入れればスープも作れて早いのです。
ただ、今までグラタンというとホワイトソース作りが面倒でした。冷凍とかインスタントにしようと思っても、何か好みではない味が多くて自分で作ってました。
そこで
簡単なホワイトソースの作り方。
あくまで簡単な、です。本格的、じゃありません。分量はご自分のレシピでOK。
例の「きょうの料理」でイタアリアンのシェフがやっていた方法です。それまで自分がやってた方法と順序とかもまるで違うので、初めて見た時は驚き、半信半疑で作ったりしました。
1. 泡立て器と掻き混ぜ安い広めの口の浅い鍋(フライパンとかもOK)を用意して、冷たいままの牛乳を鍋に入れます。(ローリエとかスパイス類や、コクを出したいなら顆粒状のチキンスープの素なんかも、この状態で入れてたりします)
2. 小麦粉を鍋を加熱しない状態で冷たい牛乳に振り入れます。泡立て器で大きく手早く混ぜます。(ダマが心配ならダマになりにくい小麦粉ってのがありますので、そちらを使ってもいいかも。ニップンの「こんな小麦粉欲しかった」ですね。私は普通に「ハート」という安価な小麦粉を使ってます)大きな粉の塊がある状態で水分と合わせた小麦粉に火が入ってしまうとダマは消えないので、よく混ぜて下さい。
3.大体粉っけが無くなってから、ここで鍋を加熱し始めます。引き続き混ぜながら牛乳が暖まり始めたらバターを投入。段々とろりと濃度がついてくる間も混ぜ続けます。全体が滑らかになってきたら泡立て器をしゃもじやスパチュラに変えて混ぜてOKです。
4. ふつふつと煮立ち粉臭さが無くなる程度煮込んだら、塩胡椒で味を調えて終わり。(ローリエの葉は入れすぎると苦くなるので、この段階で除きます)
慣れたらダマもなく綺麗に作れます。それまでは時間をかけて作ったり網でこしたり色々やってましたけど、もうやってません。これ、早いんだもの。
牛乳の量を控えめにしてホワイトソースを少し固めに作って、このソースの入った鍋に、別鍋で炒めたグラタンの具を入れて合わせてから、また牛乳で延ばして濃度と味を調えるのが私のやり方。これでダマが気になったことは無いので。
泡立て器で混ぜる加減がわかるまでは少量、簡単に上からかける時(ロールキャベツとか)のソース等を作って慣れるのもいいですよ。